「安芸線」 土佐の高知 長距離路線バス乗車記
その昔、高知市街から安芸まで、「土佐電気鉄道」が鉄路を運営していました。現在も「とさでん交通」の鉄道路線は「後免(ごめん)駅」まで運営しています。後免-安芸間(安芸線)は1974年に廃止されました。現在、鉄路としては「土佐くろしお鉄道」が走っていますが、代替路線として路線バス「高知東部交通安芸線」が運営されてます。
鉄路「安芸線」廃止当初は土佐電気鉄道バスが走っていました。2014年10月、高知県交通、土佐電ドリームサービス、土佐電気鉄道 3社は「とさでん交通」に事業統合されました。安芸線は「とさでん交通」が走っていましたが、2017年10月、高知東部交通に移管されました。車両も数台、移譲されたようです。
現在の安芸線、高知市の桟橋車庫付近の「桟橋通五丁目(一部県庁前)」から安芸市の「安芸駅」まで、一日11往復、所要時間は1時間40分程度です。
乗車当日、「はりまや橋」に現れたのは、この車両です。
この時、乗客は私1人です。
「はりまや橋」を発車したバスは、しばらく軌道沿いを走ります。
南国バイパスを経由し、高知病院に立ち寄り、再び軌道沿いを走り「後免町」に至ります。
乗客は少なく、通過する停留所も多く、高知病院や後免町では時間調整を行います。
この後、バスは「土佐くろしお鉄道」に沿い「野市」に到着します。
更に進み、「あかおか」「香我美」、そして「夜須」。
こちらでも時間調整です。
太平洋を右に望み、バスは進みます。
「赤野」を過ぎて高台から望む太平洋は素晴らしいです。
まもなく、バスは「安芸営業所」に到着します。
安芸営業所には、待合所・トイレ・飲み物の自販機があります。
この先バスは、国道の1本南側の旧道を通って、安芸駅に向かいます。
「はりまや橋」を出発して1時間40分程度、ようやく「安芸駅」に到着です。
私を含め、数人の乗客を降ろして、バスは安芸営業所に戻って行きました。
ここから東へは「土佐くろしお鉄道」が「奈半利」まで走っています。また、室戸岬、甲浦まで高知東部交通バスが走っています。