七本松通に復活した路線 52号系統
52号系統は市街北部の「立命館大学前」から市街中心部の「四条烏丸」を結ぶ路線です。担当は梅津営業所(直営)です。
同じ区間を55号系統(西賀茂営業所担当)も走っていますが、今出川通-丸太町通間を52号系統は「七本松通」を経由します(55号系統は千本通)。
現在の52号系統は2018年3月に開設されました。しかし、過去に七本松通を走る52号系統は存在していました。それは京都駅と等持院を結ぶ路線で、私が子供の頃、等持院付近の狭い道を市バスが走っていたのを覚えています。1981年に七本松通から千本通経由になり、1988年には等持院前への乗り入れも無くなりました。1997年には観光路線101号系統となり、52号系統は無くなりました。今回、七本松通沿いの住民からの要望もあり復活したようです。
車両運用は梅津営業所担当の特205号系統(西大路四条-立命館大学前)の間合い運行で、昼間1時間に1本運行されています。車両は写真の中型車が充てられています。
四条烏丸を発車したバスは、四条通を西進します。堀川通を越え、四条大宮を右折し後院通に入ります。みぶ車庫を過ぎ、三条通交差点から千本通を北上します。二条駅を左に見て、御池通を渡ります。更に北上して千本丸太町に到着します。ここは、平安京時代に「大極殿」があった場所で、平安京の中心部です。
バスはここで左折し、丸太町通を西進、すぐに七本松通交差点を右折北上します。
ここから今出川通まで七本松通を走ります。ここから北方、出水付近は「西の寺町」とも呼ばれています。豊臣秀吉が寺院を集めた場所です。
やがて、バスは中立売通との交差点を渡ります。ここに「七本松」の由来となる松があったそうです。中立売通は北野天満宮の参道で、昔から賑やかな通りだったようで、京都で初めて走ったチンチン電車もこの通りを走っていました。通り沿いにある北野商店街のトレードマークはチンチン電車です。
もう少し北上すると今出川通と交差します。「上七軒」に到着です。バスはここで左折、今出川通を西進します。まもなく、「北野天満宮前」です。
まもなく、バスは北野白梅町に到着します。ここで右折、西大路通を「わら天神」まで北上し西に向きを変え、「立命館大学前」に向かいます。
料金は均一区間内なので230円です。
地域住民の利用が多い路線です。