京都市バス トップナンバー 1号系統
京都市バスのトップナンバー1号系統、西賀茂営業所担当(直営)。
1号系統は市街北部、西賀茂営業所を起点に、地下鉄烏丸線「北大路駅」に立ち寄り、京阪電鉄・叡山電鉄「出町柳駅」までを結ぶ路線です。沿線住民の大事な足となる路線です。
西賀茂営業所は上賀茂神社から北西に位置し、京都市バス営業所で最も北に位置する営業所です。周りは田畑や住宅の多い地域です。また、営業所前から大文字五山のひとつ「船形山」が望めます。
西賀茂営業所内にバス停が設けられています。こちらを始発とする系統は、1号系統の他に、特37号系統・9号系統・37号系統があります。
西賀茂車庫を出発した1号系統は進路を南に取ります。途中で西にスライドして泉堂町から北山通に出ます。少し西進すると仏教大学前です。
バスは左折し、千本北大路バス停に到着します。
バスは北大路通を東進します。
次のバス停は「船岡山」。右手に見える小高い山が船岡山です。平安京四神の玄武と言われています。また、応仁の乱の際、西軍の陣地となり、これが「西陣」という地名の始まりです。
船岡山の次は「建勲神社前」。バス停名では「ケンクンジンジャ」と呼ばれていますが神社の正式な呼び名は「タケイサオジンジャ」です。主祭神は「織田信長」です。
こちらの次は「大徳寺前」です。
トンチの逸話で知られる「一休宗純禅師」が住職を勤められていたり、千利休とも縁があり茶室文化の寺でもあります。塔頭寺院のなかには戦国武将らと縁がある寺院もあり、ゆっくりと参拝したい寺院です。
やがてバスは、堀川通を渡ります。
堀川を過ぎると、まもなく北大路BTに到着します。
北大路BTは地下鉄烏丸線北大路駅に隣接した地下の烏丸営業所敷地内にあります。地上には商業施設「キタオオジタウン」があります。現在のバスターミナルは1994年から営業開始し、京都市バスのターミナルとしては唯一の地下バスターミナルです。
バスは地下のターミナル内で乗降扱いをし、再び北大路通に現れます。
バスは引き続き東進し賀茂川を渡ります。
橋からは左手に「植物園」が見えます。
バスはやがて「洛北高校前」下鴨本通りとの交差点を右折、ここから南下します。
しばらく行くと、左手に「下鴨神社」です。
下鴨神社前を過ぎると、道は右手に向きを変え「葵橋」を渡り「河原町通」と名を変えます。
バスは河原町今出川を左折します。そして、すぐに加茂大橋で鴨川を渡ります。
鴨川を渡ると、バスはすぐに左折。「出町柳」バス停に到着します。
出町柳バス停を出ると、バスはすぐに左折。高野川を「河合橋」で渡ります。
橋を渡り右折、下鴨神社へ続く森を抜け、下鴨本通りへ戻ります。
バスは、ここから往路を逆に西賀茂営業所まで戻ります。
1号系統は、いくつかの観光名所を通過しますが、主に住民の足として、西賀茂地域から、地下鉄烏丸線や京阪線を繋ぐ役割を担っています。
営業係数は「112」(京都市バス全系統 94)
1日平均旅客数「4,033人」(京都市バス全系統合計 364,092人)
料金は均一区間内なので230円です。
運行頻度は平日昼間1時間当たり4本。
営業実績は30年度資料からです。
運行情報は2019年11月現在です。ご利用の際には該当HPなどでお確かめ下さい。
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鴨川に沿うように走る 4号系統
西賀茂営業所担当。鴨川(賀茂川)に沿うように京都市街北部、上賀茂神社から下賀茂神社を経由して京都駅を結んでいます。
京都駅BT、「A2のりば」から発車します。この乗り場からは、4号系統の他、17号系統、205号系統(反時計回り)、河原町通を走る系統が発車します。
4号系統には左京区総合庁舎、松ヶ崎駅経由便があり、系統番号上部に「松ヶ崎」と表示されています。
運行の約半数が「松ヶ崎」を経由します。
京都駅BTを出発したバスは、河原町通を北上します。やがて、「四条河原町」。市街で最も賑やかな地域です。
賑やかな街並みを進み、三条を越え、河原町御池に着きます。ここは「京都市役所」があり、地下鉄東西線にも接続しています。
バスは更に北上し、丸太町通を越えます。
今出川通まで北上したバスは、ここで、右折。出町柳駅を経由します。
右折したバスは「加茂大橋」で鴨川を渡ります。正面には「右大文字」が見えます。
左手には「出町デルタ」が見えます。
この写真の左の川が賀茂川。右の川が高野川。ここで合流し、「鴨川」となります。川に挟まれた三角地帯が「出町デルタ」と呼ばれています。
ここから見る「比叡山」の山容はカッコイイです。
バスは「出町柳駅前」バス停に到着します。
ここを出たバスはすぐに左折。「河合橋」渡ります。
車両後方には「右大文字」が正面に見えます。
バスは河合橋を渡ると、北に向き、葵橋東詰めから「下鴨本通」を北上します。先程まで走ってきた「河原町通」は賀茂川を渡る葵橋で終着します。葵橋で賀茂川を渡り、「下鴨本通」として下鴨地域に伸びています。
このあたりからは、北に京都北山の山並みが迫ってきます。
バスはやがて「下賀茂神社前」に到着します。
下鴨神社(賀茂御祖神社)は上賀茂神社とともに賀茂氏の氏神を祀る神社で、両社で執り行われる賀茂祭(葵祭)は有名です。下鴨神社の御祭神は上賀茂神社の御祭神「賀茂別雷命」の母「玉依姫命」と、その父「賀茂建角身命」です。
サッカーで有名になった八咫烏は、この賀茂建角身命の化身と言われています。
バスは北上を続け、北大路通を渡ります。ここを左折すると、北大路BT、大徳寺、金閣寺に至ります。
北大路通を越え、しばらく行くと「北山通」との交差点です。「松ヶ崎」経由便はこの手前で東に迂回し、左京区総合庁舎・松ヶ崎駅に立ち寄ります。
ここでバスは左折。すぐ先に「北山駅前」で右折し、「深泥池」を経由します。
バスは堀川通まで西進し、堀川通を北上、茂薗橋で賀茂川を再び渡り、上賀茂神社に到着します。
4号系統は西賀茂営業所で操車をしている為、バスはここから回送で西賀茂営業所へ向かいます。
営業係数は「88」。(京都市バス全系統94)
1日平均旅客数「6,958人」(京都市バス全系統364,092人)
運賃は全区間均一区域内なので230円です。
大きな神社を経由しますが、利用は地元住民が多いようです。
運行頻度は平日昼間1時間当たり4本程度です。
営業係数等の実績値は平成30年度にものです。
運行情報は2019年11月現在です。
ご利用の際には該当HPなどでお確かめ下さい。
七本松通に復活した路線 52号系統
52号系統は市街北部の「立命館大学前」から市街中心部の「四条烏丸」を結ぶ路線です。担当は梅津営業所(直営)です。
同じ区間を55号系統(西賀茂営業所担当)も走っていますが、今出川通-丸太町通間を52号系統は「七本松通」を経由します(55号系統は千本通)。
現在の52号系統は2018年3月に開設されました。しかし、過去に七本松通を走る52号系統は存在していました。それは京都駅と等持院を結ぶ路線で、私が子供の頃、等持院付近の狭い道を市バスが走っていたのを覚えています。1981年に七本松通から千本通経由になり、1988年には等持院前への乗り入れも無くなりました。1997年には観光路線101号系統となり、52号系統は無くなりました。今回、七本松通沿いの住民からの要望もあり復活したようです。
車両運用は梅津営業所担当の特205号系統(西大路四条-立命館大学前)の間合い運行で、昼間1時間に1本運行されています。車両は写真の中型車が充てられています。
四条烏丸を発車したバスは、四条通を西進します。堀川通を越え、四条大宮を右折し後院通に入ります。みぶ車庫を過ぎ、三条通交差点から千本通を北上します。二条駅を左に見て、御池通を渡ります。更に北上して千本丸太町に到着します。ここは、平安京時代に「大極殿」があった場所で、平安京の中心部です。
バスはここで左折し、丸太町通を西進、すぐに七本松通交差点を右折北上します。
ここから今出川通まで七本松通を走ります。ここから北方、出水付近は「西の寺町」とも呼ばれています。豊臣秀吉が寺院を集めた場所です。
やがて、バスは中立売通との交差点を渡ります。ここに「七本松」の由来となる松があったそうです。中立売通は北野天満宮の参道で、昔から賑やかな通りだったようで、京都で初めて走ったチンチン電車もこの通りを走っていました。通り沿いにある北野商店街のトレードマークはチンチン電車です。
もう少し北上すると今出川通と交差します。「上七軒」に到着です。バスはここで左折、今出川通を西進します。まもなく、「北野天満宮前」です。
まもなく、バスは北野白梅町に到着します。ここで右折、西大路通を「わら天神」まで北上し西に向きを変え、「立命館大学前」に向かいます。
料金は均一区間内なので230円です。
地域住民の利用が多い路線です。
京都堀川を一途に往来 9号系統
9号系統は京都駅から京都市街北部、大宮地区・西賀茂地区を結ぶ路線で、西賀茂営業所(直営)が担当しています。
大宮・西賀茂地区から市街中心部に向かうには、北大路駅まで行って地下鉄に乗り換える経路があるのですが、9号系統なら乗り換えなしで京都駅まで行けるので乗車率は高く、運行本数も多くなっています。京都駅付近から上賀茂付近まで、ずっと堀川通を走り続けます。
9号系統の乗り場はBT内、B1乗り場です。B1乗り場に着線するのは9号系統だけで、まさに専用乗場です。
京都駅を発車したバスは、一旦駅舎側に迂回して塩小路通に出て西進します。すぐに堀川通に突き当たり、右折北上します。目の前の交差点は堀川七条。七条通を渡れば、「西本願寺」です。大きな本堂や門を見ながら進み、北端に特徴のある建物があります。「太鼓楼」と言います。1865年3月、新選組はこの太鼓楼と北集会所を屯所として使っていたそうです。
バスはまもなく五条通に差し掛かりますが、手前左手に石碑が見えます。「左女牛井之跡」、左女牛は醒ヶ井・サメガイと読みます。京の名水が湧き出る井戸として知られていましたが、太平洋戦争時の建物疎開の際に埋められたそうです。
バスは広い堀川通を北上します。京都で堀川通は御池通、五条通とならんで広い道幅の道路です。
これらの広い道路は太平洋戦争時、昭和19年(1944年)7月、空襲による火災延焼対策として実施された建物疎開によるものです。御池通・五条通は道路の南側にある建物を立ち退かせました。この堀川通は堀川の西側を約50mに渡って立ち退きとなったそうです。戦後、道路として整備されたそうです。堀川御池から堀川今出川の間では堀川が流れていますますが、その東側に旧堀川通が残っています。
御池通を越えると左手に、「二条城」が見えてきます。やがて、二条城前バス停に到着します。
現在の二条城は江戸時代に徳川氏により建造されたもので、大政奉還の舞台になったことで有名です。毎日、多くの人が訪れます。
バスは右手に堀川を見ながら北上を続け丸太町通を渡ります。そして、「一条戻り橋」に差し掛かります。一条通は平安京時代は都の北限の通りです。また、平安中期以降、堀川より西側から右京にかけては町が衰退していたので、この橋は都との結界というような意味があったのかもしれません。不思議な伝説が多く語り伝えられています。
その戻り橋を過ぎると、すぐに安倍晴明ゆかりの「晴明神社」です。鳥居の額の中の文様が独特です。
バスは今出川通を越え、北上を続けます。
徐々に前方の京都北山が近づいてきます。北大路堀川交差点の手前左手に、小さな石碑を見ることが出来ます。
昼は役人、夜は閻魔大王に仕えたといわれる「小野篁」。源氏物語の作者として知られる「紫式部」のお墓が交差点手前にあります。
バスは北上を続け、やがて右手に賀茂川が見え、「上賀茂御薗橋」に到着します。
バスは、ここで左折します。少し先の「御薗橋通船岡東」交差点を右折、北上し、「西賀茂の弘法さん」として知られている「神光院」を過ぎ、終着の西賀茂営業所に到着します。
営業係数は「75」(京都市バス全系統平均「92」)。
1日平均旅客数は「11,602人」(京都市バス全系統合計367,698人)。
運行頻度は平日昼間1時間当たり6本。朝7時台は12本です。
料金は均一区域内なので、1乗車230円。
今出川以南は観光需要も旺盛ですが、重要な住民の足として活躍している路線です。
営業係数等のデータは29年度実績です。
運行経路などは2019年10月現在です。
北大路BTから鷹峯を結ぶ 北1号系統
北1号系統は地下鉄烏丸線北大路駅のある、北大路BTと京都市北区鷹峯地区を結ぶ路線です。
鷹峯地区は勾配が急で道路も狭くなっています。ここを通る市バスは6号系統と北1号系統ですが、これら路線バスは時計回りの一方通行となっています。
北大路BTは京都で唯一の地下バスターミナルです。
北大路BTを発車したバスは北大路堀川まで西進し、堀川通を北上します。
行き先案内にも「雲ケ畑」「鞍馬」「上賀茂」など京都洛北の地名が出てきます。
堀川北山で北山通を左折、西に向かいます。
北山通を「仏教大学前」まで進みます。仏教大学前で進路を北に取り、鷹峯に向け勾配を登ります。
ここから勾配が増していきます。
「源光庵前」はこの路線の最高所に位置します。
この交差点から市街地方面を見ると「ずいぶん登ってきた」と感じられます。
ここ鷹峯は、平安時代には代々の天皇による、遊猟・鷹狩の場とされ、鷹狩りの鷹を捕捉できる場所として知られていたようです。
1591年豊臣秀吉が「御土居」を構築しましたが、鷹峯は洛外となってしまい治安の悪い場所だったようです。
しかし、1615年本阿弥光悦が徳川家康よりこの地を与えられ「光悦村」を形成し、芸術・文化の一大拠点となりました。
「源光庵前」バス停から、これら3寺院は近隣にあります。市街から少し離れていることから、現在も静かでゆっくり落ち着いて拝観することが出来ます。
「源光庵前」バス停を出たバスは、狭い下り坂を降りていきます。
対向の乗用車と困難な離合を繰り返しようやく「玄琢下」へたどり着きます。玄琢下手前の土手は 御土居史跡 です。
玄琢下を右折し北山通に合流する場所は「紫野泉堂町」です。北大路BTから来たこのバスは先程、前方交差点を左から右に通り過ぎて仏教大学前方面へ向かいました。
ここからバスは、北山通、堀川通、北大路通と往路と逆に進み、北大路BTに到着します。
営業係数は「86」(市バス全系統平均92)と優秀です。
1日平均旅客数「1,979人」
料金は均一区間内なので230円です。
運行頻度は平日昼間1時間当たり3本。地下鉄からのフィーダー路線であるため深夜23時台まで運行があります。
地元の足と観光需要を両立している路線だと思います。
右京区 山越・宇多野と市街中心部を繋ぐ 10号系統
10号系統は、右京区の山越、宇多野地区と市街地を結ぶ路線です。梅津営業所(西日本ジェイアールバス委託)担当。この路線の歴史は永く、1950年に祇園-宇多野(現 福王子)間で運行を始めました。私が幼少の頃、北野白梅町辺りで頻繁に「宇多野」行き、「祇園」行きバスを見かけており、当時行った経験の無い「宇多野」・「祇園」という土地に非常に興味を持ったものでした。
この系統は山越操車場で操車を行います。ここ山越という場所から西に向かうと「嵯峨野」と呼ばれる地域、更に進むと奥嵯峨、嵐山に着きます。山越操車場は10号系統の他に、嵐山を経由して市街地に向かう11号系統。宇多野から世界遺産街道を行く59号系統。同じく宇多野から京都駅方面へ向かう26号(仁和寺から西大路通経由)・75号系統(双ヶ岡・天神川・五条通経由)などの始発バス停となります。
10号系統は、この山越操車場を出発し北へ向かいます。すぐに右折東進し鳴滝、福王子を通ります。この辺りは「宇多野」と呼ばれる地域です。「日本後紀」には「宇太野」との記載があり、また光孝、村上、円融の3天皇の陵墓があったり、「禁野」として、天皇の鷹狩りの猟場とされていた地域です。
福王子交差点をさらに東進すると「仁和寺前」に到着します。仁和寺は世界遺産にも登録されています。皇室との関係が深い門跡寺院で「宇多法王」がお住まいになっていたことから「御室御所」と呼ばれていました。
10号系統はこの次の交差点で進路を南東に取り「一条通り」方面に向かいます。やがて嵐電北野線を渡り、妙心寺北門前を通ります。
この先の馬代通り交差点から西大路通間の一条通りは西行き一方通行の為、東行するバスは南へ迂回し「島津アリーナ京都前」を通ります。
すぐに西大路通に着きます。この交差点は「大将軍」と言います。
大将軍を左折、北野白梅町まで北上します。今度は「左大文字」が見えてきます。
北野白梅町で右折、今出川通を東進します。まもなく「北野天満宮前」です。
ここからは「比叡山」が綺麗に見えます。
10号系統は、ここから丸太町通を東進します。
堀川丸太町では右手に「二条城」があります。堀川通を渡ると、左手には京都府庁があります。更に進むと地下鉄烏丸線が走る烏丸通と交差します。ここから左手の森は御所です。
バスは河原町通を更に南下し、市街で最も賑やかな通りを走ります。
やがて、「四条河原町」バス停に到着します。
バスの字幕は「御室仁和寺・山越」行きに代わっています。
四条河原町を左折、鴨川を渡ります。
四条大橋から北を望むと鴨川、その源流のある京都北山を眺めることができます。
四条大橋を渡った所を左折すると「四条京阪」バス停です。
この後、バスは北上し「三条京阪」BTで時間調整し、河原町通に戻り、往路と逆に山越操車場に向かいます。
沿線には観光名所も沢山ありますが、地域住民の足としての役割の方が大きい路線です。
営業係数は「115」(京都市バス平均「92」)。
1日平均旅客数「3,683人」(京都市バス平均367,698人)。
運行頻度は昼間1時間当たり3本程度。
料金は均一区間内なので230円です。
運行実績は平成29年度、運行情報は2019年9月現在です。
ご利用の際には該当HPなどでお確かめ下さい。
初めて訪れる地域では、比較サイトでお得な宿を探します。
比較が容易です。
京都人気観光施設いっぱい回遊便 岡崎ループ
京都の岡崎公園。平安時代には「六勝寺」があった地域で、現在は平安神宮に接し、美術館や動物園が建てられ、他にも勧業館「みやこメッセ」や「ロームシアター京都」などのイベント会場があり、疎水の流れる京都の文化、観光の発信地です。その岡崎公園を循環する系統があります。「岡崎ループ」。循環2号系統です。
四条河原町・四条京阪・三条京阪から岡崎公園を循環しています。
錦林出張所(京都バス委託)担当。
専用の「ポンチョ」が走ってます。デザインは、この2つです。緑のデザインは以前、京都市街を走っていた「京都市電」のワンマンカーの色合いです。
朝は9時代から夕方6時台まで、15分間隔で運行されています。
経路はこの通り。
少し複雑ですが、往路、阪急接続の「四条河原町」。京阪・地下鉄接続の「四条京阪・三条京阪」を出発し、岡崎公園地区へ向かいます。「平安神宮・みやこめっせ」、「動物園」、「疎水・南禅寺」まで走ります。そして、帰路は「南禅寺」から、「美術館」を経由し、南下。「知恩院」を経由して「三条京阪・四条河原町」へ戻ります。
ポンチョ車内。座席はこのような配置です。最後列シートから撮影しています。
乗客向けモニターは前方に2つあります。画像左のモニターは他系統と同様の行き先表示です。右側のモニターでは岡崎地区の観光案内が流れます。
四条河原町を発車したバスは、左折して鴨川を渡ります。
画像、鴨川左手に並ぶ家屋は先斗町の飲食店です。夏季はこのように「床」が設けられます。
バスは「四条京阪」バス停に立ち寄ります。
バスは、このまま北上、「三条京阪」へ行きます。
三条通を東山三条まで進み左折。東山仁王門から岡崎地区に入り、「みやこめっせ」「ロームシアター京都」を通り、「平安神宮」を左に見て「動物園前」に着きます。
乗務員交代はこちらで行われるようです。時間調整の後バスは疎水を渡り、進路を左に取ります。疎水沿いを進むと、左に動物園、遠くに比叡山が見られます。
画像、最奥の山は「比叡山」。右手噴水のある場所はインクラインの終点。船を降ろした場所です。
バスは南禅寺の標識に沿って左折します。
バスはやがて「動物園東門、南禅寺」バス停に到着します。
そして、岡崎公園中心部に戻り、平安神宮を右に見て南下。美術館前で大鳥居をくぐります。
南下を続け、三条通を渡ると道は狭くなります。
青蓮門院を過ぎ、知恩院前へ到着します。
知恩院は浄土宗の総本山で広く信仰を集める寺院です。
この門前をバスは通り、右折、西進します。
この地からは、桜の名所「丸山公園」、「祇園」へは歩いても遠くない距離です。
バスは「知恩院新門」をくぐり、東山通へ出ます。
この狭い門をくぐった所が東山通です。バスは右折し「知恩院前」バス停に立ち寄り、「東山三条」を、また左折。「三条京阪」に戻ってきます。
15分毎に運行されており、とても便利な路線です。
料金は均一区域内の為、230円です。1日乗車券も使用出来ます。
旅客数(1日平均)613(京都市バス平均「367,698」)
(29年度資料)
運行情報は2019年8月現在です。ご利用の際には該当HPなどでご確認下さい。
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