洛北と市街を結ぶ繁忙路線 5号系統
5号系統は京都駅から京都市街中心部を経由し、洛北の岩倉を結ぶ路線です。九条営業所(京阪バス委託)担当。
この路線は、岡崎公園や銀閣寺付近を通る為、観光利用も多くあり、乗車率の高い路線です。
バスは京都駅から烏丸通を北上し、烏丸五条に到着します。ここから四条河原町までは、2ルートに分かれます。一つは、このまま烏丸通を北上し四条通を東進する従来のコース。もう一つは、五条通を東進して河原町五条から河原町通を北上して四条河原町に至るコースです。これは京都市の「四条通歩道拡幅事業」として四条通の歩道が拡張され、車道が削減されたことによる慢性的な渋滞を回避する為の五条通経由です。およそ半数の便が五条通経由となり、行き先表示の系統番号上部に「五条通」と記載されています。
四条河原町からバスは、賑やかな河原町通を北上します。バスは市役所のある御池通まで北上し、右折して御池通をしばし東進します。
鴨川を渡り、川端通(鴨東線)を少し南下、三条京阪に到着します。
バスは、三条京阪から三条通を東進、東山通を過ぎ、神宮道を北上します。平安神宮の大鳥居が見えてきます。
鳥居をくぐり、次の交差点である二条通を右折、観光客が多く利用する岡崎公園バス停に着きます。この周辺には、平安神宮の他、京都市立美術館、ロームシアター京都、京都市動物園が点在しています。バスは二条通を白川通まで東進します。
そして、白川通を一路北上していきます。
錦林車庫を左に見て少し行くと「銀閣寺道」です。左手に見える山は「吉田神社」のある吉田山です。さらに白川通を北上し、修学院を過ぎ、山端跨線橋を渡ると、宝ヶ池です。
バスは宝ヶ池通りを西進し、地下鉄烏丸線の終点「国際会館駅前」に到着します。
この国際会館駅の次の停留所が岩倉操車場終点です。
現在は、地下鉄烏丸線が開通し、京阪電車は出町柳まで延伸し、岩倉に繋がる叡電と連絡するようになったので、岩倉地域の住民利用は減少しているようですが多くの観光客で銀閣寺-京都駅間は混雑します。
営業係数は「86」(京都市バス全系統平均「92」)
1日平均旅客数「13,000人」(京都市バス全系統平均「367,698人」)
(平成29年度資料)
運行頻度は昼間1時間当たり8本。市街循環系統並みの運行本数です。