京都駅を中心に南部を循環 208号系統
208号系統。担当は九条営業所(直営)。東西を九条通・七条通、南北を西大路通・東山通を巡る循環系統です。
旧京都市電8号系統の代替え路線です。行き先表示幕の系統番号がオレンジ地の循環系統は8路線ありますが、この系統が所要距離・時間等、最も小さい規模の循環系統です。
九条営業所は市電九条車庫の跡地にあり、かなり広い敷地を持つ営業所(車庫)です。
九条営業所を発車した208号系統(乙)は、新堀川通を渡り、「東寺駅前」で近鉄電車に接続します。すぐに、東寺の五重塔が右手に見えてきます。この区間は京都駅を発着する高速バスなども多く利用しています。
更に、西へ進み、西大路通を右折します。「西大路駅前」では、JRと接続します。そのJRの線路の下をくぐって、「西大路八条」に着きます。ここには、平清盛の八条別邸跡、「若一神社」があります。出世の神様としても知られていますが、神社のご神木である楠を避けて西大路通がここだけ西側にずれています。
西大路通を北上し、七条通を右折して東進します。七条商店街を過ぎると、左手に京都中央市場が現れます。そして、「鉄道博物館」「水族館」がある梅小路公園に着きます。ここで交差するJR嵯峨野線には、2019年3月に「梅小路京都西駅」が開業しました。この辺りは京都の新しい観光拠点です。
208号系統(乙)は、堀川通を右折、少し南下して、塩小路通から京都駅に行きます。
BT内は常に混雑しています。
京都駅BTを発車した208号系統(乙)は烏丸通から七条通に戻ります。
この先、鴨川を渡ると「京阪七条」、京阪電車と接続しています。
更に進むと、「国立博物館」「三十三間堂」があり、東山通に突き当たります。正面には「智積院」です。
208号系統(乙)は東山通を右折、南下します。
「新熊野(いまくまの)神社」のある「新熊野」バス停はJR琵琶湖線の立体交差上にあります。
さらに南下すると、東山通は右に曲がって行き、九条通となります。この辺りに、紅葉で有名な東福寺があります。この先、鴨川を陸橋(大石橋)で渡ります。
営業係数は「102」(京都市バス全体では「92」)。
1日平均旅客数「3,779人」(京都市バス1日平均旅客数「367,698人」)。
経路の東地区には観光拠点がありますが、主に地域の足として活躍しています。
関東方面、平日利用なら是非チェックしてください